コンビニで高齢者情報コピー、紛失した民生委員

2014年06月27日読売新聞

 熊本市は26日、東区の民生・児童委員の男性(60歳代)が、担当地区の高齢者40世帯55人分の個人情報が記された名簿1枚を紛失したと発表した。

 悪用されたとの報告はない。

名簿には、住所、氏名、生年月日、住民基本台帳の番号、国民健康保険や介護保険の利用の有無などが記載されている。市は、高齢者の安否確認などに役立てるため、各委員に担当地区の名簿を提供している。

市によると、男性は18日夕、同区内のコンビニエンスストアで名簿をコピー。翌朝、名簿の原本を置き忘れたことに気付いて店に問い合わせたが、見つからなかった。

市民生委員児童委員協議会の規定では、委員による名簿のコピーを禁じている。男性は「名簿に別の委員が担当する地区も載っていたので、コピーを渡そうと思った」と話しているという。