移動スーパー+高齢者見守り フクヤ、4月から舞鶴で営業

2014年03月06日京都新聞

 京都府北部と福井県で12店舗を営業するスーパー「フクヤ」(本社・宮津市)は4月から、舞鶴市内で移動スーパーの営業を始める。高齢者などの買い物弱者への支援が目的。見守り活動も行う予定で、市、府中丹広域振興局と5日、協定を結んだ。

 徳島県の移動スーパー会社と事業提携し、白鳥店(舞鶴市森)、西舞鶴店(同市引土)を拠点に「とくし丸」と名付けて2台運行する。冷蔵庫を積んだ軽トラックに生鮮食品など300~400点を乗せ、希望者宅へ3日に1度のペースで訪問する。値段は店頭価格より10円程度高く設定する、という。

 協定は、移動スーパーが訪問した高齢者の健康状態などに異変を認めた場合、同社が市へ通報する。平野功社長は「店舗でお客様を待つだけでなく、困っている人のところへ出かけたい」と語った。同社は移動スーパーを、府北部を中心に15台を目標に増やす方針。