タブレットで見守り 千葉市内イベントでお披露目 高齢者向け通信サービス

2013年12月22日千葉日報

 タブレット端末を貸与して高齢者の健康管理や生活相談など行う事業「スマートシニア倶楽部(クラブ)」を、IT関連企業などが組織する団体が開始した。千葉市民会館(千葉市中央区)で開かれた市老人クラブ連合会の芸能大会で披露した。

 事業は、シニア関連事業会社「ユース企画」(白井市)と、IT関連企業「ドゥーイング」(東京都中央区)が運営事務局を組織して実施。2社のほか、複数の事業者が連携して行っている。

 タブレットには機能を拡張する専用の「アプリ」を導入。健康状態を記録できる機能、家事代行の依頼など生活に関する相談を受ける暮らしの総合案内といった機能を設ける。また、スリープ(休息)状態でも表示される「プッシュ配信」という機能を使って事務局から情報を発信。契約者がプッシュ配信を確認することでアクセス状況が事務局に伝わり、見守り活動につなげる。

 スマートシニアの会費は月額2100円、タブレット保証費は月額525円。このほか、インターネット環境が必要なため別途、毎月のインターネット使用料が必要になる。特定会社のプラン(フレッツ光の2年契約は月額5292円、モバイル通信は月額3880円など)を同時契約すると、初期設定の費用が無料になる。問い合わせは運営事務局、電話03(3541)4280。