高齢者相談窓口を新設 高崎市 既存システム活用

2013年12月16日上毛新聞

 お年寄りの安否確認などを目的に高崎市が運用している「高齢者等あんしん見守りシステム」について、市は1月から生活上の心配事を相談できる窓口を新たに設ける。対象世帯にある装置の非常ボタンを押すと、オペレーターと話せる仕組みを緊急通報以外にも活用。一人暮らしや高齢者だけの世帯の不安を解消するとともに、振り込め詐欺被害の未然防止などに役立てる。

 同システムは業者委託で昨年11月から運用、体調の急変といった緊急通報に24時間対応している。新たな窓口は委託先に設け、福祉関係の資格を持つ専門相談員を2人配置。利用時間は平日午前8時半~午後5時半で、緊急性のある相談は警察や市消費生活センターに連絡するなど、柔軟に対応する。