カード使いネットで安否確認、大和創業のソフト会社エフ・イー・エスが開発/神奈川

2013年11月27日神奈川新聞

 携帯電話やスマートフォン(多機能携帯電話)を持たない高齢者や子どもの安否確認が可能なシステムを、大和市創業のソフト開発会社、エフ・イー・エス(本社・東京都、山本宗明社長)が開発、普及を進めている。災害時をはじめ日常の見守り機能として利用できるという。

 同社が開発した「見守りカード」を高齢者らに持たせておき、スマホ所有の介護者らがカードに記載されているQRコードを読み取ってシステムにアクセスし、家族らに安否や居場所を伝える仕組みだ。カードにはアクセス方法も記載されている。

 同社は昨年から、インターネットを活用した安否確認システム「ココいるNET」のサービスをスタート。アクセスした社員の安否や居場所が、リアルタイムで社員や家族らの間で共有できる内容で、県内では鈴廣グループ(小田原市)などが導入している。

 エフ社のインターネットを使ったシステムは特許取得済みで、見守りカード方式は特許出願中という。

 家族向けサービスは「ココいるNET」のホームページから申し込みできる。最大10人まで登録でき、年間3980円。