高齢者住宅、呼び出しに24時間対応 ソフトバンクテレコム

2013年11月02日日経新聞

 ソフトバンクテレコムは「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」の運営事業者向けに、入居者の呼び出しに24時間対応できるシステムの販売を始めた。サ高住は生活相談や安否確認などのサービスが付く施設。PHSの通信網を活用し住宅の外にいる職員などに常時つながるようにした。

 ナースコールシステムとPHSの通信網を組み合わせて提供する。入居者が部屋のナースコール用の子機で呼び出すと、PHS通信網を経由し職員が持つPHS端末や外部転送先につながる。夜間や休日など職員が不在の時も対応可能になる。

 交換機など通常必要な機器の機能をネット経由で提供し割安にする。40部屋の住宅の場合で初期費用は14万円、月額料金は3万5千円からとした。サ高住は全国に約4000棟あり高齢者の増加で今後も増える見通し。