コープさっぽろ 親の家に配達、安否確認

2013年10月24日日経新聞

 コープさっぽろ(札幌市)は28日から宅配サービスを拡充し、高齢になった親の家に商品を配達し安否確認などの見守りができるようにする。地域の見守りサービスを強化し、高齢者らの安心安全を守る狙い。

 生鮮品や加工品などの商品を毎週、個人宅へ配達するサービスで、宅配時に異変があれば、配送センターから警察などへ連絡している。これまでは契約者の自宅のみが配達対象だった。

 見守りサービスでは契約者が希望すれば、配達終了後に配送センターから電話連絡を受けられる。単身赴任の夫や一人暮らしの子どもに簡単に調理して食べられる食品などを届け、栄養管理につなげることも可能だ。

 宅配サービス利用者は2013年度に約30万人。65歳以上が約3割を占める。道内では高齢者が増加しており、見守りサービスの需要は拡大している。