TVオン・オフで安否確認 高齢者見守り、シャープ参入

2013年09月13日朝日新聞

 テレビの電源のオンオフで、お年寄りの安否を確認できる「高齢者見守りサービス」を始めると、シャープが13日発表した。自治体や介護事業者などと共同運営で早期のスタートをめざす。すでにNTT西日本の採用が決まった。

 テレビの電源を入れると「今日の体調はいかがですか?」という画面が表れる。高齢者はリモコンの数字を操作して「よい」「わるい」「ふつう」を選ぶだけ。回答内容に加え、電源を入れた時間がシャープのサーバーから自治体などに伝わる仕組み。

 昨年7月から3カ月間、埼玉県北本市と共同で高齢者17世帯で実証実験。実用化にこぎつけた。シャープ以外のテレビでも、インターネットに接続できれば利用できる。