データ放送で高齢者見守り

2013年09月05日中國新聞

 中国放送(広島市中区)は、広島県東部の住民を対象に、テレビのデータ放送を利用した高齢者見守り支援サービスのモニターを募集している。離れて暮らす家族に体調を知らせたり、県などが提供する地域の健康情報を入手したりできる。

 対象は福山、尾道、三原、府中4市と、世羅、神石高原2町に住む55歳以上の約200人で、期間は11月から来年2月まで。画面上のボタンでその日の体調を選ぶと、登録している家族にメールが送られる。操作性や提供情報の内容についてのアンケートに回答。11月と2月に開く会合にも参加する。

 同社は2014年度から、全県で無料で本格運用を始める。システム開発に助成した県の高齢者支援課によると、データ放送を用いた見守りシステムは全国でも珍しいという。

 モニター希望者は、住所と名前、年齢、電話番号、世帯構成を記入し、はがきやファクス、メールで申し込む。9月20日必着。応募多数の場合は抽選する。謝礼は6千円。RCCコンテンツセンター=電話082(222)1157。ファクス082(222)1189。