テクノスジャパン、高齢者ケア包括支援システム開発-在宅高齢者を犬型ロボが見守り
2013年07月22日日刊工業新聞
【姫路】テクノスジャパン(兵庫県姫路市、大西秀憲社長、079・288・1600)は、軽度認知症患者らを在宅で介護するための高齢者ケア包括支援システム「タスカル」を開発した。携帯電話モジュール、カメラ、スピーカー、マイク、無線機能を組み込んだ犬型のロボット「ケアロボ・パル」を通じ、対象とする高齢者を24時間見守る。異常があれば携帯電話で介護者に連絡し、音声や映像で状況を確認できる。
異常時の呼び出し(コールスイッチ)だけでなく、薬の飲み忘れ(薬コール)や朝起きてから夜眠るまでの生活リズムの乱れ(生活コール)を感知し介護者に知らせる。また、徘徊(はいかい)センサー、離床センサーにより異常な行動を知らせる。「これだけ総合的なものは初めて」(大西社長)とみている。
価格はロボットを中心にセンサーを選択できるシステムでロボットは9万8000円。