5種類のセンサーとスマホで独居高齢者を見守るサービス「いまイルモ」開始

2013年06月21日ITpro

 ソルクシーズは、スマートフォンとセンサーで独居高齢者を遠隔から見守る介護支援サービス「いまイルモ」を開始する。購入予約は2013年7月1日から、実際の販売は8月1日から始める。

 子機2台と制御機能を持つ親機1台を1セットで提供。親機にインターネットを接続して利用する。親機と子機の間はzigbeeでデータをやり取りする。

 機器はトイレや居間、玄関など、利用頻度の高い場所に設置。それぞれに5種類のセンサー(赤外線・照度・モーション・温度・湿度)を搭載しており、トイレの利用回数、外出や帰宅、入浴回数など、行動情報を収集する(写真)。

 ソルクシーズによると、カメラを利用した介護支援ソリューションは「生活をのぞき見られる」といった不快感を与えることが多く、そうした要素を取り除くためにセンサーを採用したという。

 こうしたデータは、スマートフォンやタブレットなどからいつでも閲覧できる。センサーで感知した情報は、インターネットを介してクラウド技術を活用したデータセンターに収集し、24時間自動的に記録する。

 高齢者がセンサーから一定時間離れていても、その前に感知されたデータを追跡可能。また、機器に付属しているお知らせボタンが押された時は、指定されたアドレスに電子メールを送信する機能もある。

 料金は導入費用が3150円(当面は無料)。3つのコースがあり、プランAは機器費用無料で月額使用料5980円、プランBは機器費用5万2910円で月2980円、プランCは機器費用9万4000円で月980円。ソルクシーズは初年度加入者500世帯(販売額8000万円相当)、今後3年間の販売額で2億4000万円を目標としている。