テレビでお年寄り見守り 電源オンオフでメール送信、安否確認

2013年06月19日スポニチ

 NTT西日本は19日、1人暮らしのお年寄りを見守る機能などを追加した「光ボックス」の新製品を25日に発売する、と発表した。テレビの電源を入れたり切ったりすると指定したアドレスに電子メールが自動送信されるので、安否確認に役立つ。

 光ボックスは2012年3月に発売した。家庭の一般のテレビにつなぐと、インターネットの動画などを楽しめる「スマートテレビ」になる特徴を行政サービスにも活用。少子高齢化への対応が課題となっている自治体に売り込み、15年3月末までに100万台の販売を目指す。

 自治体の各種情報や回覧板もテレビ画面で見られる。緊急地震速報を受信すると、テレビの電源を自動で入れる機能もある。別売りのスピーカーを付ければ、地震速報を音でも確認できる。NTT西は12年9月から長崎県新上五島町の約100世帯に光ボックスを試験導入し、地域情報の配信などを実施している。

 価格は8800円。工事費は別。NTT西日本の直販サイトなどで購入可能。