見守りサービス市場が堅調に拡大、矢野経済研が調査
2013年06月11日新建ハウジングDIGITAL
矢野経済研究所(東京都中野区)は6月11日、ホームセキュリティや見守り、家事代行などの生活支援サービスに関する調査結果を発表した。調査期間は2013年3~4月。
それによると、2011年度の見守りサービスの市場規模は、143億3400万円(利用者の金額ベース)。高齢化が進み、単身者世帯が増加したことを受けて、各世帯に合った見守りサービスが拡大傾向にあるという。参入企業も警備会社だけでなく、通信ネットワーク機器メーカー、通信事業者にも広がっている。今後も堅調に推移するとして、12年度は前年度比17.2%増の168億円と見込む。
一方、11年度の家事代行サービスの市場規模は、811億2200万円(同)。サービスの認知度が上がっているとともに、既存利用者のリピート利用も増加傾向にあるとする。12年度は前年度比20.8%増の980億円と見込む。
調査結果は、「2013年版住まいと生活支援サービスの実態と将来展望」にまとめた。A4判223ページ。税込10万2900円。