3Sサービス:高齢者の安否確認、大仙の郵便局とスーパー連携 買い物のサービスも /秋田
2013年03月27日毎日新聞
高齢者の安否確認と買い物サービスを同時に提供する「3S(シニア・ショッピング・サポート)サービス」を、日本郵便大曲郵便局と食品スーパーのタカヤナギ(本社・大仙市)が共同で始めた。
同郵便局は昨年3月、市と19の民間事業所による「大仙市地域見守り協力協定」のメンバーとなり、日常業務の中で地域の異変に気づいたときには市に連絡する態勢をとってきた。県内各地で買い物代行宅配サービスを行ってきたタカヤナギと提携することで、買い物の手伝いをしつつ定期的に高齢者宅を回り、孤独死の防止につなげたいとしている。
サービスを受けたい人は電話で事前登録する。郵便局員が1週間に1回、買い物の注文の有無にかかわらず、地区ごとに各家庭を訪問。安否を確認するとともに、スーパーの商品の注文があればその場で受け付ける。月曜・大曲、火曜・西仙北と協和、水曜・太田と中仙、木曜・神岡と仙北、金曜・南外の各地区を回る。
同郵便局の冨岡芳晴総務部長は「定期的に高齢者宅に伺って元気かどうか確認し、孤独死などを無くしていきたい」と話している。会員登録は大仙市戸蒔のタカヤナギイーストモール(0187・62・1001)まで。【小林洋子】