2013年02月17日朝日新聞

　平塚市は新年度、65歳以上の単身高齢者に対し、高機能の歩数計を貸し出す、と発表した。ともすれば家に閉じこもりがちの単身のお年寄りに外出を促し、介護予防につなげる狙い。通話や緊急ブザーなどの機能もあり、万一のことがないか「見守り」も兼ねる。

　歩数計は市販されている製品で、通話やメール、全地球測位システム（GPS）、自宅でのセンサー機能なども備える。市が業者を通じて歩いた距離などを集計し、離れて住む家族も活動状況を確認できる。利用者負担は月額400円（非課税世帯は200円）など。600件の貸し出しを見込んでおり、約1457万円を新年度予算案に盛り込んだ。