室蘭・ユナイトが新福祉事業―お年寄りを「見守り隊」
2012年12月22日室蘭民報
独り暮らしなどの安否確認のお手伝いを―と、福祉・建設サービスの「ユナイト」(室蘭市崎守町、内池永年代表取締役)が、新たな福祉事業「見守り隊ユナイト」をスタートさせた。スタッフが利用者宅を訪れ、状況を確認し遠くの家族らに報告するサービス。突然、具合が悪くなったといった場合の早期発見などにも役立てていきたい考えだ。
室蘭市内は高齢化の波が進み独り暮らしが増えている。特に「孤独死」は社会問題として、クローズアップされており、「誰もの身の周りで起こりうること」と、決して他人事ではなくなっている。
子どもは遠くにいて、独り暮らしをしているという人も多い。家族も、心配だがなかなか様子を見に行けないという事情もある。同社ではそんな心配を少しでも解消してもらうため「私たちが代わりに安心の見守りを」と、新たな事業展開を進めていく。
内池社長は福祉事業で培ったノウハウから「高齢者の病気や事故は未然に防ぐための手立てが不可欠」(内池社長)と話している。
具体的な活動は利用者宅を月2回訪問、玄関先での声掛けなどで状況を把握し、即時離れた家族に報告する―流れになっている。
月2回訪問で月額3千円。会員登録が必要で、初回だけ登録手数料として3千円が掛かる。訪問は月2回が基本だが、希望により回数は増やすことができる。
内池社長は「顔を出したいが、忙しくて行けない。遠くにいる独り暮らしの親が心配など、そんな人のために始めたサービス」と異業種進出の意図を語っている。
申し込み、問い合わせは同社、電話0143・59局0080番へ。