ユーコープ事業連合、夕食宅配を拡大 高齢者の安否確認実施
2012年10月25日日経新聞
神奈川、静岡、山梨県の6生活協同組合が加盟するユーコープ事業連合(横浜市)は夕食の宅配地域を拡大する。11月26日から横浜市の金沢、磯子区と静岡県の沼津市など2市2町の一部で配達を始める。配達員が高齢者の安否を確認する見守りサービスも実施。既存エリアの営業も強化し、現在約3000人のサービス利用者を今年度末に4500人に増やす計画だ。
ユーコープ事業連合は神奈川、静岡県で夕食宅配サービス「マイシィ」を展開している。高齢者の一人暮らしが増えていることなどから、宅配サービスの需要が増えると見て対象地域を広げる。
神奈川県内では横浜、川崎、鎌倉、藤沢、茅ケ崎市の一部地域で夕食宅配サービスを展開しているが、人口の多い横浜で配達エリアを拡大する。静岡県の配達地域は静岡市の3区だけだったが、沼津市、三島市、長泉町の一部地域と清水町も新たに加える。
配送スタッフが高齢者の安否を確認するサービスも実施する。住宅を何度訪ねても不在が続く場合など、スタッフが異常を感じた際は事前に登録した緊急連絡先や自治体などに連絡する。
同サービスでは1食あたり540円の弁当と570円のおかずの盛り合わせを住宅に配達している。利用者は週3日、5日のどちらかのコースを選んで契約する。