一人暮らしでも安心して 高齢者見守りコールスタート / 大阪

2012年06月01日大阪日日新聞

 高齢者の孤立死が社会問題となる中、大阪府豊中市社会福祉協議会(峰岸暁美会長)は、一人暮らし高齢者のSOSをいち早くキャッチするため、電話による見守り活動を行う「安心コール事業」をスタートさせた。

 同市と同協議会が市内全域で実施している高齢者の見守り事業「安心生活創造事業」の一環。事前に登録を受け付け、登録者には毎週月曜か木曜日の午前中に、一定の研修を受けた安心協力員が安否確認の電話をする。連絡が取れない場合や異変があると感じたときには、安心協力員や同協議会の職員が訪問するなどして対応する仕組みだ。

 対象者は65歳以上の一人暮らしで、介護保険の要介護認定の申請をしていない人。利用料は月200円で、別途2千円の登録料が必要。

 問い合わせは電話06(6848)1279、同市社会福祉協議会へ。