老人ホームで孤独死…87歳女性、1週間後発見/茨城

2012年03月31日読売新聞

 茨城県つくば市の有料老人ホーム「サンシャイン・ヴィラつくば倶楽夢くらぶ」で、入居者の女性(87)が、死後約1週間たってから発見されたことがわかった。

 女性は要介護者ではなく、専用居室で一人暮らしをしており、職員らも気付かなかった。

 運営する医療法人社団「みなみつくば会」(今川民子理事長)によると、24日午後7時頃、女性の親類から「電話に出ない」と連絡があり、職員が合鍵で入室、浴室に裸で倒れている女性を見つけた。つくば中央署は、急性心不全による病死とみている。

 室内には新聞が17日朝刊からたまっていたが、外からは見えない構造になっていた。女性は15日に胸の痛みを訴え、職員に送迎されて市内の総合病院を受診している。16日頃、入浴しようとして容体が急変したとみられる。居室や浴室にナースコールのボタンがあったが、呼び出しはなかった。