家庭ごみ:回収で安否確認 千葉市事業化へ、高齢者・障害者の世帯 /千葉
2012年03月28日毎日新聞
千葉市は27日、13年度中に実施予定の家庭ごみの有料化などを盛り込んだ「市一般廃棄物処理基本計画」を発表し、体力や体調の関係で、ごみ出しが難しい高齢者や障害者の家庭を収集業者が訪問し、ごみを回収、同時に安否確認も実施するサービスを事業化することを明らかにした。
市廃棄物対策課によると、対象は足が不自由などの理由でごみ出しが困難な高齢者や障害者で事前申請制。市が委託する民間の収集業者が実施し、対象は1000から2000世帯になる見込み。
収集にかかる人件費などコスト増になることから、家庭ごみ有料化とセットで事業化する。市はゴミ袋1リットル当たり1円と仮定した有料化で6億~7億円の歳入増を見込む。今後、対象となる高齢者や障害の程度、安否確認方法などを具体的に決める。【荻野公一】