IP電話使い健康管理できるアプリ開発

2012年03月06日デーリー東北新聞

 情報・通信ソフト開発のサンライズ・エー・イー(八戸市、池澤昭博社長)は5日までに、健康状態の自己管理などに役立つ家庭用IP電話機(アンドロイド端末)のアプリケーション「ファミリーセーフティープラス」を開発した。体重計や血圧計など医療機器の測定データを蓄積し、高齢者らの安否確認にも利用できる。

 同社によると、現在、家庭用IP電話機と医療機器を連携させる類似のアプリはなく、高齢者や独居老人、医療機関での活用が見込まれており、既に数件の引き合いがある。

 21あおもり産業総合支援センターの助成を受けて開発した。販売価格はシステムの内容で異なる。

 アプリは基本ソフトに「アンドロイド」を使った家庭用IP電話機と、医療機器を連携させる。機器の測定データを電話機画面に表示するほか、データの蓄積により日々の変化を確認できる。

 インターネットを介して健康状態のデータを、専門医師や家族らが別の場所でも確認することができ、遠隔医療や安否確認にも活用できる。
 池澤社長は「高齢者でも使いやすいシステムになっている。今後もさまざまなアプリを開発していきたい」と話した。(上野貴裕)