【CEATEC】村田製作所、フォトフレーム型の高齢者見守りシステムを展示
2011年10月08日 デジタルヘルスOnline
村田製作所は、「CEATEC JAPAN 2011」(2011年10月4~8日、千葉県・幕張メッセで開催)において、同社のセンサや無線技術など組み合わせた高齢者見守りシステムを参考出展した。ブースでは、同システムをフォトフレームに組み込んだ形で展示しており、部屋のインテリアとして違和感なく溶け込ませる提案を打ち出していた。
展示した高齢者見守りシステムは、人感センサ(焦電センサ)と無線モジュールを組み合わせたモジュールをベースに構成するもの。人感センサで得た情報を、インターネットを通じて高齢者の家族などが確認できるアプリケーションの例も披露した。人感センサで得た情報から、(高齢者の)活動度が低いと判断した場合には、自動的に高齢者の家族に電子メールを送信して知らせる機能も備える。
モジュールの寸法は、100mm×60mm×20mm。人感センサの感知範囲は約2~3m、通信距離は20mであるという。フォトフレーム型のシステムは、このモジュールを組み込んだものである。
村田製作所は、この高齢者見守りシステムの他にも、今回の展示会では高齢者などに向けた「電動歩行アシストカー」を披露するなどしており、高齢者市場に対して積極的に取り組む姿勢を見せた。