シチズン・システムズ、高齢者の生活を支援する「安否見守りセンサーユニット」を開発
◆体動と呼吸を検知する安否見守りセンサー
高齢者の生活を支援する「安否見守りセンサーユニット」を開発
~ 健康・介護サービス事業者/高齢者住居向け ~
2011年10月05日 日経新聞(プレスリリース)
シチズンホールディングス株式会社の連結子会社であるシチズン・システムズ株式会社(本社:東京都西東京市、社長:柿島 雄)は、体動と呼吸を検知することで、一人で生活する方の在宅状況や活動の有無を検知する機器「安否見守りセンサーユニット」を開発しました。
本システムは、本日10月5日からビックサイトにて開催される「第38回 国際福祉機器展」の豊田通商株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:加留部 淳)ブース内にて、デモンストレーションをご覧いただけます。
<安否見守りセンサーユニット>
■発売日:2012年春予定
■価 格:オープン(サンプル価格 5万円前後/台)
近年、少子高齢化と核家族化が進み、独居高齢者のケアが社会問題化されています。そのため、遠隔地に住む家族が、離れていながら独居高齢者を見守ることができる機器やシステムの需要が高まっています。
本製品「安否見守りセンサーユニット」は、体動や呼吸を検知するセンサーをリビングやトイレなどに設置。ユニットから5mの範囲では体動、2mの範囲では呼吸を検知し、それらのデータはWiFi 無線ルーター経由でネットワークへ自動送信され、サーバーに蓄積されます。サーバーでは独自の状態判定アルゴリズムにより、利用者の入退室や、活動状態を判定し、異常が発生すれば、その程度をサービス事業者へ報知します。遠隔地で暮らす独居高齢者を心配する家族への遠隔見守りサービス、介護施設などの入所者の見守りや、24時間在宅介護向けなど各方面の見守りシステムにご活用いただけます。
※安否見守りセンサー システムイメージは添付の関連資料を参照
【安否見守りセンサーユニットの主な特長】
1.マイクロ波ドップラーセンサーにより、生体情報を検知
センサーから発信されるマイクロ波(2.4GHz)にて、5mの範囲では体動(身体の動きの大小、速さ)を、2mの範囲では微少体動に基づく呼吸(呼吸数の大小、有無)を検知します。本センサーは、従来の赤外線センサーのように、外光や熱源の影響を受けず、窓ガラスやカーテン、木材などの遮蔽物(金属以外)があっても検知が可能です。
2.検知したデータをサーバーへ送信
センサーで検知したデータは、WiFi 無線ルーター経由でサーバーへ自動送信されます。センサーをトイレ、居間、寝室など、複数箇所に設置すれば、各設置エリアの検知データはサーバーで統合・蓄積されます。
3.見守り検知 異常パターンの判定
サーバーでは、統合・蓄積された検知データから、独自の「状態判定アルゴリズム」により、利用者の長時間の外出など、通常と異なる活動(異常活動)や、体動・呼吸の同時消失(異常状態)など、リスク度に応じてポイント化された判定結果を「安否見守り情報」としてサービス事業者へ自動報知します。サービス事業者は、受信した報知結果に基づき、様々な利用者支援サービスを実現することができます。
【販売予定台数】
10,000台/年間