2011年08月24日 日経新聞

　初山別村（宮本憲幸村長）は今秋、約600戸の全世帯に携帯電話を1台ずつ無償配布し、気象・災害情報の一斉送信や高齢者の安否確認、住民同士の交流などに役立てる生活支援システムの構築に取り組む。

　9～10月にも配布する携帯電話の基本料金は村が負担する。村から各種情報をメール送信するほか、住民からの相談・通報も受けられるようにする。高齢者にも使いやすく設定し、メールのチェック状況で安否確認もできるようにする。流通大手と連携してネットスーパーを利用したり、全地球測位システム（GPS）による居場所確認などもできるようにする。

　小・中学校には、米アップルの多機能携帯端末「iPad（アイパッド）」を計120台配備する。このうち中学生には1人1台ずつ貸与し、英語教育などに活用する。