高齢者見守りシステム「QuietCare」の国内販売は「2012年」、GEヘルスケア
2011年05月20日 Tech-On!
GEヘルスケア・ジャパンは、高齢者見守りシステム「QuietCare」の国内販売時期に関して、「2012年に上市する」(同社 取締役副社長 兼 ヘルスケア統括本部長の川上潤氏)ことを明らかにした。2011年5月13日に東京都内で開催した2011年度の事業戦略と新製品の発表会「ヘルシーマジネーション EXPO」の会場で記者の質問に答えたもの。
QuietCareは、赤外線センサと,同センサのデータを集める「コミュニケーター」で構成され、高齢者の「異常行動」を検出し、見守るためのシステムである。医療機器メーカーであるGEヘルスケア・ジャパンが今後、国内におけるホーム・ヘルスケア市場/高齢者市場に本格展開を図る上での戦略製品と位置付けられる。
2010年10月に開催された展示会「CEATEC JAPAN 2010」に展示した際には、国内での販売は2011年に予定するとしていた。GEヘルスケア・ジャパンの川上氏は、「販売に向けた準備は着々と進んでいる。ただし、(既に海外で販売されているものに対して)日本語対応を図るだけでなく、日本の事情にあったシステムとして最適化するため、少し時間が掛かっている」と説明した。
同様の高齢者見守りに向けたシステムとしては、オランダRoyal Philips Electronics社も、緊急通報システム「Lifeline」を2011年に日本展開する計画である。