CATV網で高齢者安否確認/広島
2011年05月11日 中國新聞
三次市と三次地区自治会連合会は10日、ケーブルテレビ(CATV)の光回線を活用して高齢者の安否を確認する「安心生活支援システム」の実証実験を始めた。三次町の三次ふれあい会館で開始式があり、住民たち76人が参加した。
実験は、三次地区でCATVに加入する、65歳以上の高齢者のみの世帯が対象。25世帯33人がモニターとして参加し、10月末までを予定する。
対象世帯でテレビの電源が入ると、事前に登録している家族たちに1日1回「お元気メール」が届く。午前9時を基準に24時間、電源が入れられない場合には「心配メール」が届き、自治連などが訪問などで安否を確認する仕組み。
開始式では、三次ケーブルビジョン社員が使い方や仕組みを説明した。