高齢者の安否確認 福祉安心電話が活躍 /青森

2011年03月24日 デーリー東北新聞

 緊急時にボタンを押すだけで自分の安否を知らせることができ、救急車や消防車の要請もできるとして、青森県社会福祉協議会が設置を進めている福祉安心電話。24時間体制で、停電時には自動的に通報されるため、東日本大震災で県内全域が停電となった11日には、1人暮らしの高齢者らの安否確認に一役買った。
 県社協によると、県内では1989年から設置され始め、現在では1人暮らしの高齢者や障害者世帯などを中心に、2962世帯(3月現在)に設置されている。
 本体には緊急、相談などのボタンがあり、ボタンを押すと県社協中央受信センター(青森市)につながり、係員から折り返し連絡が入る。もし応答がない場合は、各市町村社協職員や協力員が駆け付け、対応する。付属のペンダント式の発信機での通報も可能で、火災報知器の機能も持つ。
 停電となった11日午後には、センターの職員や各市町村社協職員らが、電話や訪問により設置世帯の住人の無事を確認した。
 設置費用は6万6千円で、月会費も千円掛かるが、助成制度を設ける市町村も。三戸町では、町が設置費用と月会費を全額助成、92年から順次取り付けを始め、現在約90世帯に導入されている。
 15年ほど前に居間兼寝室に取り付けた同町梅内の茨澤はなさん(80)は「1人暮らしなのでとても頼りにしている。設置されているだけで安心だし、会費も無料なので助かる」と話している。