携帯で高齢者見守りサービス/広島

2010年11月21日 中國新聞

 広島県内の司法書士や税理士の有志でつくる株式会社「みのり」が、携帯電話を使った高齢者向けの「見守りケータイサービス」を12月中旬から始める。一人暮らし世帯の安否を確認し、困り事の相談も24時間受け付ける。

 開くだけで相手にメールが届く折り畳み式携帯電話を活用。1日1回は開けてもらい、みのりなどに着信がない場合、安否を確認する。連絡が取れない場合は、東京都内の通信会社が衛星利用測位システム(GPS)で居場所を確認し、必要があれば、みのりなどが駆け付ける。

 また通信会社が相談窓口となり、内容に応じて、みのりや病院、福祉団体などに連絡する。電話にはこの会社にワンタッチでつながるボタンを備える。

 入会・保証金として2万円、月会費3150円、通話料などが必要となる。みのりは今年3月、葬儀・納骨支援や、介護保険が適用にならない身の回りの世話などをするため広島市中区に設立された。みのり=電話082(222)6304。