エア・ウォーター、高齢者の生活支援事業に参入 12年度/北海道

2010年10月15日 北海道新聞

 産業用ガス大手のエア・ウォーター(大阪、本店登記・札幌)は、2012年度をめどに、高齢者の生活支援事業に参入する。既存の液化石油(LP)ガス販売網を通じ、日用品などの宅配や高齢者の見守りサービス、配水管修理など総合サービスを提供。人口減などで主力のガス市場が縮小する中、需要拡大が見込まれる新分野の開拓で事業基盤強化を図る。

 来年3月をめどに具体的な事業内容を決め、20年度までに売上高100億円を目指す。

 道内のLPガス販売店86店舗を事業拠点として活用。宅配事業は、日用品や食品など業務提携するメーカーの商品カタログを配布し、電話やファクスで注文を受け、最寄りの販売店が商品を届ける仕組み。