一人暮らし高齢者の「サポーター」活用へ/岩手
2010年07月15日 デーリー東北
高齢者が住み慣れた地域で、自立した生活を送れるよう支援する八戸市地域包括支援センター(長谷川恭子所長)は2010年度、65歳以上の一人暮らしの高齢者を対象に、話し相手となる「生活介護支援サポーター」の活用を始める。
14日、市庁で開いた同センター運営協議会で報告した。
サポーターが、介護保険の認定を受けていないものの日常生活に軽度の支障がある高齢者の話し相手になることで、日々の生活を支援する。介護予防教室開催にも協力する。
同センターと連携する市内2カ所の在宅介護支援センターが、09年度からサポーターの育成を進めていた。現在、サポーターにボランティア登録している人は55人。
一方、地域での高齢者の見守り体制も強化する。民生委員と町内会、交番に加え、スーパーや郵便局、新聞販売店などにも協力を呼び掛け、行動などで気になる高齢者がいた場合、各地域の在宅介護支援センターに情報提供する。