行政と連携で高齢者を守る 成田署が市に協力申し入れ/千葉

2010年06月22日 東京新聞

 犯罪被害や交通事故から高齢者を守る体制を強化するため、成田署の是沢政和署長らが成田市役所の小泉一成市長を訪ね、協力の申し入れ書を手渡した。

 同署は、4月から市が始めた一人暮らしの高齢者宅に乳酸菌飲料を配る事業に着目。週1回の配達時に、振り込め詐欺などの犯罪や交通事故の防止を啓発する警察の広報紙を手渡してもらうことなどを要望した。

 警察が独自に高齢者宅を訪問するだけでは人手が足りず、行政の福祉政策との連携を模索していたという。小泉市長は「見守りと同時に高齢者を犯罪などから守れれば一石二鳥だ」と快諾した。(武田雄介)