宇治市の訪問ごみ回収が好評 独居の高齢者、障害者ら対象/京都
2010年04月13日 京都新聞
宇治市が一人暮らしの高齢者や障害者らの家庭を戸別訪問してごみを回収する「ふれあい収集」が好評だ。申請世帯は増加しており、市の担当職員には利用者から感謝の手紙が寄せられている。
要介護度1~5に認定されているか、身体障害者手帳1級または2級の交付を受けている一人暮らしの市民を対象に、昨年度から実施。家庭ごみを集積場所に持ち運ばなくても、市職員が玄関先を訪れて戸別回収する。希望者には安否確認の声掛けも行っている。
当初の利用申請は49世帯だったが、昨年度末までに195世帯に増加した。現在は施設に入所したり、亡くなったりした人を除く約170世帯を戸別訪問し、その約半数の安否を確認している。
利用者に安心してもらうため、各世帯を毎回同じ職員が回るように工夫。今では職員と利用者の距離が縮まり「来ていただくのが楽しみ」「雨の中、感謝します」「体に気をつけて仕事してください」と記された手紙をもらう職員もいるという。
市は申請世帯の増加を受け、週3日だったふれあい収集実施日を本年度から週4日にする予定で、「より広く浸透すれば、実施日をさらに増やして対応したい」としている。
ふれあい収集の申請は随時受け付けている。問い合わせは市ごみ減量推進課または事業課TEL0774(22)3141。