2010年04月10日 奈良新聞

　市民生活協同組合ならコープ(森宏之理事長)は12日から、大和郡山、天理両市と田原本、川西、三宅、広陵4町で高齢者を中心とした夕食宅配事業を始める。全国の生協の中では、コープやまぐち、生協ひろしま、大阪いずみ市民生協の3組合が同様の事業を実施しており、好評を博しているという。

　月曜から金曜まで週間単位で注文を受け、5食で1単位。価格は弁当5食で2625円(税込み)、おかずのみの5食は2940円。どちらも約500キロカロリーで、塩分は3～5グラム。献立は栄養管理士が週単位で決定。製造は料理仕出し事業などを展開する「味の大和路」(大和郡山市馬司町)に委託する。宅配スタッフが午後6時までに訪問して手渡しするのが基本。一人暮らしの高齢者の見守りや安否も確認することで、高齢者の健康面でもサポートする。