孤独死防止へ人感センサー/八戸

2010年03月21日 デーリー東北

 八戸市の冷暖房工事業、下田喜代治さん(58)がこのほど、昨年末に手に入れたマンション「東誠会館」のほぼ全室に人感センサーをつけた。一定の時間、人の動きがないと、管理室に知らせる仕組みで、高齢者の単身世帯の見守りにつながればと期待している。

 「発明マニア」を自称する下田さん。外灯用のセンサーを使い、各部屋のトイレ入り口付近に取り付けた。タイマーで設定した時間以上、センサーに感知されないと管理室にある表示板のライトが点灯する。「安否確認する側、される側双方の負担が少ない」という。

 きっかけは下田さんがファンだった、女優大原麗子さんが昨年自宅で一人亡くなっていたニュース。「誰かが見守っていてくれるのは安心。孤独死を防ぎたい」と話す。

 問い合わせは下田さん=電話0178(45)7803=へ。