見守りネットワーク 高齢者の登録増える 上野原市 サポーターも増加/山梨

2010年02月07日 山梨日日新聞

上野原市で市民が一人暮らしの高齢者宅を定期訪問するサービス「高齢者など見守りネットワーク訪問事業」の登録者が増加している。口コミで評判が広がったり、市の広報で事業が認知されてきたことが主な要因。

 市長寿健康課によると、訪問サービスを受けることができるのは市内在住の65歳以上の高齢者。8月1日現在の登録者数は17人で、昨年10月の事業開始時(昨年10月)の5人の3倍以上に増えた。訪問サービスを行うサポーターも昨年は23人だったが、今年になって11人が新規登録した。

 訪問サービスは原則月に1回で、(1)市内在住(2)20歳以上(3)定期的に平日の日中に活動ができる-などの条件を満たしたサポーターが、登録した高齢者宅を訪問。安否の確認をしたり、話し相手をしたりする活動を行う。

 市市民課によると、1日現在の同市の65歳以上の高齢者数は7053人(市内全人口の26%)。市長寿健康課の担当者は「登録している高齢者よりサポーターが多い現状なので、今後も高齢者を積極的に募集し、サービスを提供したい」と話していた。