2010年01月30日　ケアマネジメントオンライン

目黒区は、牛乳や新聞販売店、そば店、宅配便事業者、郵便局など12業種の100事業者が登録した見守りネットワーク「見守りめぐねっと」を1月12日に立ち上げた。

　「見守りめぐねっと」は、見守る人・見守られる人を特定せず、地域住民が高齢者の「ちょっと気がかり」なことに気づいたとき、地域包括支援センターへ連絡し、高齢者の孤立や虐待被害、悪徳商法の勧誘などを防ぐほか、徘徊など認知症の人と家族への支援を目的としている。

　登録した民間事業者には配達などの際、従業員が携帯できるよう地域包括支援センターの管轄地域と電話番号を印刷したカードを渡している。事業者以外には町内会や民生委員などの11の協力団体、警察署や消防署など4つの協力機関が連携し、独居高齢者や老々世帯が増えている区内で高齢者の異変いち早く気づき、早期対応ができるよう支援する。

【目黒区高齢者見守りネットワーク参加団体名簿】

●協力団体（区内で公共的な活動を行っている団体）
目黒区町会連合会、目黒区住区住民会議連絡協議会、目黒区商店街連合会、目黒区民生児童委員協議会、目黒区シルバー人材センター、目黒区老人クラブ連合会、ミニデイ・サロン連絡会、目黒区医師会、目黒区歯科医師会、目黒区薬剤師会、指定居宅介護事業者目黒区連絡会

●協力機関（高齢者の支援に関係する公共機関など）
目黒警察署、碑文谷警察署、目黒消防署、権利擁護センター「めぐろ」

●協力事業者（高齢者の生活に関係する民間事業者など）
郵便事業者、電気・ガス・水道事業者、新聞販売店、牛乳販売店、乳飲料宅配サービス事業者、そば店、配食サービス事業者、食材配達サービス事業者、宅配便サービス事業者、郵便局など