「高齢者見守り隊」発足 2月、綾川町でスタート/香川
2010年01月21日 四国新聞
四国新聞販売店会「四国会」(松本充雄会長)は2月1日から、新聞配達などを通して高齢者宅の安否をチェックする活動「高齢者見守り隊」を綾川町でスタートする。同町民生児童委員協議会(稲毛義晴会長、48人)とともに、高齢者が安心して暮らせる地域社会づくりに貢献する。
四国会は四国新聞販売所82店で構成。2004年には県警と地域防犯協定「よんしん安心ネット」を締結し、配達中の事件や事故、不審者情報の通報、防犯チラシの無償折り込みなどを県内全域で行っている。
「見守り隊」は事前登録制で、新聞配達スタッフらが▽新聞がポストに数日間たまっている▽玄関ドアや窓が不自然に開いている▽真夜中に部屋の電気が付いたまま―などの異常に気付いた場合、登録先の親族や民生児童委員に連絡し、安否確認を行う。
20日、綾川町役場で、四国会と民生児童委員協議会の協定書調印式があり、稲毛、松本両会長と立会人の藤井町長がサインした。稲毛会長は「町は高齢化が進んでおり、今回の協定は非常にありがたい。会として協力していく」と決意表明。松本会長は「新聞は読者と地域のおかげで成り立っており、見守り隊はその恩返しの一つ」と話した。
四国会は今後、他市町にも呼びかけ、同活動を広げる方針。見守り隊への登録方法は2月1日付四国新聞に折り込むチラシに記載するほか、町内の4販売所が順次、高齢者に周知する。