情報技術の活用探る 南砺でフォーラム/富山

2010年01月16日 北國新聞


南砺市の「ほっと@なんとICTフォーラム」は15日、同市のア・ミューホールで開かれ、約200人がテレビ会議システムなどのICT(情報通信技術)を活用したまちづくりについて理解を深めた。

 南砺市では総務省の地域ICT利活用モデル事業の委託を受け、2007年度から企業活動や医療などでのICT活用を目指している。新年度からは、テレビ電話を高齢者の自宅などに設置して見守り活動などに役立てる「そくさいネット『ふれiTV』システム」を導入する。

 フォーラムでは、独立行政法人情報通信機構の吉崎正弘理事(南砺市出身)が講演し、「そくさいネットは手段であり、どう活用するかは地元の創意にかかっている」と話した。続いて、田中幹夫市長、島田達巳東京都立科学技術大名誉教授らが参加し、テレビ会議システムを使ったパネルディスカッションが行われた。

 会場では、そくさいネットの端末機やテレビ会議システムなどの機器が実演された。