高齢者に緊急時連絡カード配布/栃木県矢板
2010年01月14日 産経新聞
栃木県矢板市は、高齢者が自宅や外出先で緊急事態に陥った際、周囲の人に適切な対応をしてもらえるように、65歳以上(特別養護老人ホーム入所者を除く)を対象に「緊急時連絡カード」を配布した。
カードには、高齢者の氏名、生年月日、血液型のほか、かかりつけの医療機関や家族など緊急時の連絡先も記入する。
紙製(縦27cm、横13cm)で三つ折りにして携帯でき、高齢者が外出先で具合が悪くなった際など、カードを見れば、周囲が適切な対応が取れるようになっている。
市はつらつ高齢課によると、市内の65歳以上の高齢者は約7900人で「カードは外出時に携帯し、自宅では冷蔵庫などにマグネットでとめておくなど役立ててほしい」としている。
カードは民生委員を通して配布しており、2月末までに終了する見通し。