ウィルコム、PHSを使った高齢者見守りサービス開始へ

2010年01月02日 ケアマネジメントオンライン

株式会社ウィルコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:久保田幸雄)は12月21日、株式会社立山システム研究所(本社:富山県富山市)、ロケーション株式会社(本社:東京都港区)と共同で、PHS・人感センサーを活用した見守りサービス「どこでもあんしん24」(仮称)の申込受付を開始した。

 同サービスは、病院・介護施設・自治体向けに開発したもので、一定時間動かない、徘徊してしまうなどの状況でもセンサーが感知し、施設職員や家族に連絡するシステムとなっている。

 ウィルコムは医療・介護現場での導入実績とコミュニケーションノウハウを活かし、立山システムは精度の高い人感センサーを提供、ロケーション株式会社は端末位置検索システムを中心としたASP事業によりサービスを構築する。

 ウィルコムを含む3社は、「どこでもあんしん24」をはじめとして、「地域包括ケアシステム」の実現に尽力するとしている。


【サービスの特徴】

 (1) 24時間365日、居室内において高齢者安全を見守る人感センサーが一定時間動きがないなどの異常を検知すると、一般加入電話やPHS網を通じてコールセンタースタッフへ自動で通報。この通報によりコールセンタースタッフがご利用者(高齢者など)に電話することで、状況確認を行う。利用者と電話ができなかった場合は、施設職員やご家族などにメールで連絡。

 (2)ご利用者がPHSを持つことで、屋外にいるときでも利用者の位置情報をメールで知らせることができる。

 (3) 日々の生活状況(利用者の動きの量をグラフ化したもの)を施設職員や家族がインターネット上で確認可能。これにより日・週・月の時間軸の中で、利用者の生活状況の変化を把握することができる。