キーホルダーで高齢者見守り大田の団体普及目指す 身元確認の番号など記載/東京大田区

2009年12月28日 東京新聞

 大田区の社会福祉士や医師ら高齢者医療、福祉の専門職による「大田北高齢者見守りネットワークをつくる会」が、緊急時に高齢者の身元を確認できる「SOSキーホルダー登録システム」の普及に取り組んでいる。

 8月からすでに大森地区で始めており、社会福祉士の中村一孝代表(45)は「区内全域に広めたい」と話す。来年度は区の助成も受け、区内全域で拡大を目指す。(松村裕子)

 キーホルダーにはそれぞれの登録番号と、地域住民の医療と福祉の窓口になる「区地域包括支援センター」の電話番号を記載。

 65歳以上が対象で、希望者は住居地ごとに指定された地元のセンターで登録し、かぎやつえに付けて外出時に持ち歩く。会の名称は来春、「おおた高齢者見守りネットワーク」に改称。来年度中のNPO法人化を目指す。