毎朝掛ける電話で安否確認 独居高齢者支援広がる 医療コンサル無料サービス 志免町と博多区の一部

2009年12月09日 西日本新聞

 一人暮らしのお年寄りの安否を毎朝確認する、無料の電話サービスが志免町と博多区の一部で広がっている。提供しているのは、福岡市東区の医療経営コンサルタント会社「メディカル・サポート・システム」で、現在約120人が利用している。

 「モーニングコールシステム」と名付けたサービスは加入希望のお年寄りが氏名、電話番号、住所、緊急連絡先、掛かり付けの病院などを登録。毎日午前9時までに、同社指定の電話番号に2回コールし、呼び出し音を確認したら受話器を置く。このコールが「異常なし」を伝えるサインだ。

 同社のパソコンがこの着信を記録。午前9時すぎに、着信がない加入者のリストを社員が確認、本人に電話をして安否を尋ねる。加入者は呼び出し音を聞くだけなので電話料金もかからない、という仕組みだ。