緊急連絡カード、高齢者宅の冷蔵庫内に”装備”/薩摩川内・草道
2009年09月23日 南日本新聞
薩摩川内市の草道公民館は、地域の高齢者宅に「緊急時援護者カード」とカード設置を知らせるステッカーを配布した。カードに家族の連絡先や普段の健康状態、かかりつけ医を記入しておき、救急や災害など万一に備える。
カードの項目は他に自治会長、民生委員、ケアマネジャー名など。日ごろの見守り態勢や緊急連絡先が一目で分かる仕組みで、近所の人が異変に気付いたときや救急隊が駆け付けたときの助けになる。
21日の敬老の日に合わせて、中間博文館長(69)ら役員が70歳以上や一人暮らしの高齢者約210人に配った。カードは専用の透明ケースに収め、冷蔵庫内の目に付きやすい場所に置く。冷蔵庫の扉に「援護者カード在中」を知らせるステッカーを張り付けておく。