高齢者世帯などを対象とした「見守りネットワークセンター」設置/千葉県香取市

2009年08月05日 ケアマネジメントオンライン

 千葉県香取市では「見守りネットワーク事業」として高齢者などの見守り活動を実施している。

 同事業は、地域住民や民間事業者の協力を得、手助けが必要な高齢者などを見かけた際に市役所内の「見守りネットワークセンター」に連絡してもらうシステム。

 警察や消防、社会福祉協議会などの行政関係機関のほか、民間の42団体も支援を行う。民間の協力団体は、高齢者世帯を訪問することがが多い「新聞販売店」や「牛乳販売業者」、「ガス業者」、「介護事業者」、「老人福祉施設」など多岐にわたる。

 支援が必要だと感じた場合や、郵便受けなどに新聞がたまっている場合など様々な異常を見守りセンターに連絡する態勢をつくっている。見守りの対象となるのは、原則的に70歳以上の高齢者や障害者など。
虐待や徘徊(はいかい)による事故防止、災害などの緊急事態にも対応する仕組みだ。

【見守りネットワークセンター 概要】
■関係機関
  行政区
  民生委員児童委員
  母子福祉協力員
  警察署
  消防署
  市と香取市見守りネットワーク事業への協力に関する覚書を交わした協力団体など

■対象者
  70歳以上の高齢者で構成されている世帯
  障害等により安否確認が必要な世帯
  前各号に掲げるもののほか、市長が特に必要と認めた者