生協、高齢者向けに夕食宅配/広島

2009年05月09日 中国新聞

 生協ひろしま(廿日市市)は8月、一人暮らしの高齢者向けに夕食宅配事業を始める。呉市でスタートし、広島県内全域に広げる計画。共同購入や個別配達のノウハウを生かした新事業で、宅配に訪れる職員が高齢者の安否確認などの役割も担う。

 「おもいやりコープ弁当便」と名付け、8月17日から島しょ部などを除く呉市を対象に始める。開始時の販売目標は一日約150食。メニューは日替わりで、おかず5種とご飯のセットか、おかず6種を選ぶ。価格はいずれも598円。栄養士がバランスを考え、地元野菜も積極的に使う。

 一人暮らしの高齢者のニーズが高いとみて実施を決めた。入退院後や仕事、育児などで食事作りが難しい人も利用できる。

 呉市でのサービスが成功すれば12月に広島市や近郊に広げる。1週間単位(祝日を除く毎週月-金曜)で7月上旬から予約を受け付ける。