老人宅見守る「ふくろう隊」発足へ 久御山町社協 隊員を募集/京都
2009年03月13日 京都新聞
地域の人間関係の希薄化に悩む久御山町社会福祉協議会は近く、独居老人や老人世帯などの見守り活動を行うボランティア組織「ふくろう隊」を発足させる。イメージキャラクター「ふくちゃん」を作ってPR、隊員を募っている。
府が進めている高齢者見守り事業の一環としての企画。同町では、自治会ごとに地域福祉会を組織し、高齢者サロン活動などに取り組んでいる。しかし、孤独死などが増えている現状から、日常生活のなかでちょっと気を配ってご近所を見守れるような体制を築くため、隊を発足させることにした。
今春に研修会を開き、隊員証を発行する。隊員になった人には、近所の気になる人を見守って変化があれば民生児童委員や自治会と連携してもらう。また、隊の情報誌を発行し、お年寄りらに顔を見て手渡してもらうなどの活動も考えている。
町社協は「家庭にいながらできるので、福祉活動をしたことがない人も気軽に登録してほしい」と話している。