都水道局「見守り」サービス 見送り

2008年04月11日 東京都水道局

「みまもりサービス」実地試験の結果について

 水道局では、自動検針システムを活用した「みまもりサービス」の実地試験を、平成19年3月から平成20年3月までの期間、実施してきました。
 その実地試験の結果について、下記のとおりお知らせします。


1 実地試験の概要

 (1) 期間 平成19年3月1日から平成20年3月31日まで
 (2) 規模 94件
 (3) 目的  本サービスは、水道メータにPHS通信機器を付加し1時間単位の水道使用状況等の情報を電子メールやホームページでモニターへお知らせするもので、今回の実地試験は、実際のメータを使用した通信状況の検証やアンケートを通してモニターからの意見聴取を行うものである。

2 実地試験の結果

 今回の実地試験では、1日ごとの使用状況の通信ができたモニターの割合は、平均98%であったが、1か月間を通して1日もエラーがなく、完全に通信ができたモニターの割合は、平均73%であった。
 メータボックス内への土砂の流入により密閉状態になるなどの事例があったが、こうした事例が通信障害の原因とは特定できなかったことから、日々安定的に情報提供を行う必要のある安否確認の目的で本サービスを活用することは、現段階では、困難であると判断し、当面、実施を見送ることとした。

3 モニターアンケートの結果

 モニターアンケートでは、「水道の使用状況から生活リズムが把握でき、離れて暮らしていても安心できる」など、サービス内容について、一定の評価を得たが、技術面及び費用面について、以下のような意見があった。

<技術面>
○ 「リアルタイムの使用状況が知りたい」、「通信障害が発生すると不安になる」など、更なる改善を求める声が寄せられた。

<費用面>
○ 9割以上のモニターが月額2千円以下でのサービスの提供を希望しており、試験の経費(月額1万5千円)と開きがあった。

問い合わせ先
サービス推進部管理課    電話 03-5320-6424