軒先に「黄色い旗」 元気の証し 小菅 高齢者の安否確認で配布/山梨・小菅村

2008年03月26日 山梨日日新聞

 黄色い旗は幸せの印-。山梨県小菅村は、一人暮らしのお年寄りが在宅時に黄色いハンカチならぬ「旗」を軒先に掲げることで、外部から安否が分かるようにする「幸せの黄色い旗事業」をスタートさせた。

 村内の70歳以上の独り暮らしのお年寄り世帯(51世帯)を中心に、希望者に黄色い旗を配布。旗が出ていないときは近所の住民が声を掛けるなど、お年寄りを見守りながら、地域が一丸となってサポートする環境づくりを目指す。

 お年寄りが掲げる旗は、縦約40センチ、横約30センチ。黄色を基調としていて、「助け合いや福祉の象徴」(同村)のリボンが描かれている。旗には、映画「幸せの黄色いハンカチ」のイメージも込められているという。

 お年寄りは毎朝午前8時までに玄関に掲示し、午後5時までに片付ける。
時間になっても旗が出ていなかった場合や、旗がしまわれていなかった場合は、気付いた周辺住民が家を訪問したり、村役場に連絡して、お年寄りの安否を確認する。