京都市、高齢者・障害者は玄関前に置くだけでごみ収集 来年から
2007年11月23日 ケアマネジメントオンライン
京都市は、1人暮らしの要介護者やホームヘルプサービスを利用している高齢者、身体障害者に対する「ごみ収集福祉サービス」を来年1月14日から市内全域で実施する。
登録した高齢者は、玄関先にごみを置くだけで収集員に回収してもらえるほか、ごみが出ていない場合は安否確認の支援を受けられる。
サービスを受けるには条件があり、介護保険や障害者自立支援法によるホームヘルプサービスを利用しており、ごみ出しに親族や近所の協力が得られない人。
市のまち美化推進課によれば、現在介護保険サービスを受けているのは4万5000人で、障害福祉サービスの利用者は6000人。それらのうち、ホームヘルプサービスを利用しており、ごみ収集サービスの対象者となるのは1万9000人になるという。
今後は、次の段階として独居高齢者、高齢者だけの世帯、単身の障害者も対象に入れていきたいとし、対象者は15万7000人に拡大することになる。
各戸収集に対する市民からの要望は以前から多く、高齢化の進行を考えると各戸収集への要請はさらに高まると考えられる。市民サービスの充実を図るためには、地域の状況を考慮し要望がある世帯には対応する必要があるとし、実施にふみきった。