水道・ガスメータとブロードバンドで高齢者見守りシステム/名古屋

2007年10月27日 ケアマネジメントオンライン

 東邦ガス(名古屋市)と名古屋市上下水道局、NTTの3社はこのほど、水道メータとガスメータの使用量による高齢者見守りシステムを開発し、2008年1月から共同で実証実験を開始することを公表した。

 東邦ガスのプレスリリースによれば、水道とガス使用量の組み合わせによる高齢者見守りシステムの共同実証実験は、国内で初めて。また、これらのシステムをNTTの情報通信技術を活用した「ライフサポートプラットフォーム」を利用して実現することで、開発性・運用性に優れたシステムを実現するという。

※以下は同社プレスリリースより抜粋、要約。


本実験の背景と目的

高齢化社会と核家族化の進行により、子どもなどと離れて過ごす高齢者世帯が増加傾向にある。その中で、独居高齢者の孤独死など高齢者の生活状況を見守る仕組みが必要となっている。

これまで名古屋市上下水道局は電話回線を使った水道メータの自動検針システムの開発と運用を、東邦ガスはインターネットを利用したガスメータの自動検針技術を、NTTはブロードバンドネットワークを用いてライフサポートを行う情報通信プラットフォーム技術の研究・開発を進めてきたが、今回、各社の研究開発成果を組み合わせることで、水道とガスの2つのライフライン情報を利用する複合型の高齢者見守りシステムを国内で初めて開発した。


実験概要

2008年1月から約1年間、水道とガスの検針値を利用した高齢者見守りシステムを一般家庭に設置し、モ
ニターによる実証実験を実施する。
この実験で下記の項目を検証する。
・高齢者見守りシステムの操作性、利便性、通信信頼性
・お客さま宅内での高齢者見守りシステム環境の構築方法、関連機器の施工方法


システムの特徴

●全国初となるライフライン複合型高齢者見守りシステム
ガス、水道、電力のいずれかひとつを利用する見守りシステムは他に実施例があるが、水道とガスの2つのライフライン情報を相互補完的に利用する複合型見守りシステムの実証事例はまだない。両ライフライン情報の把握により、ライフライン単独における使用時間帯の空白を互いにカバーできるだけでなく、使用量や継続時間などから生活状況をより詳細に把握できるため、健康上の変化に結びつくパターン変化を発見しやすいという特徴がある。

●メールを活用した手軽で安心な見守り機能
見守る側の家族のパソコンや携帯電話などへ、定期的に高齢者宅の状況(水道やガスの使用状況、在室・在宅状況)のメールを送信することや、例えば一定時間、水道やガスの使用がない場合、あるいは使用し続けた場合にメールを送信するよう設定できる。

家族はインターネットに接続されたパソコンや携帯電話から、高齢者宅の水道やガスの使用状況、在室・
在宅状況の履歴をWeb画面で確認できる。


東邦ガス ニュースリリース